先日ある本を読んでいてはっとしました。それはまた伝道礼拝の招きを受けていて、どんな話をしたらよいのか考えている私に、大きなヒントになりました。
人は皆幸福を求めて生きています。かつて私も若いとき、自分は何を獲得すれば幸福になれるのか、何をすれば幸福になれるのか、模索していました。色々模索しましたが、幸福になれたとは思いませんでした。その本には、
「この世の大きな悲劇は、人間は全力を傾けて幸福を求めながらも、それを見出せそうもないということである」
と書かれていました。そして
「聖書によれば、幸福は、決して直接に求めるべきことではない。幸福とは、いつでも何か他のことを求めた結果与えられるものなのである」。
これを読んで、その通りだと思いました。自分の中でモヤモヤしていたものを、よくぞ言葉に表してくれたとうれしくなりました。
私の場合は当たり前ですが、信仰なしに幸福にはなれませんでした。信仰に生きるとき、幸福が添えて与えられたということができます。信仰を得て、私の心の一番深いところにはどんな時も平安が横たわっています。これが何よりもわたしの幸福です。