クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

老いの影

 私のもとに届く訃報の大半は、神学校の同窓会から来るものです。今はメールで連絡が来ます。昨日も来ました。亡くなったのは神学校で一年上の方でした。神学校に通っていた頃の姿が思い出されます。70年の生涯。もう少し伝道者として働きたかっただろうにと思いました。

 こうして訃報が届くことが続く中で人の死に慣れていき、いつの間にか自分の死を受け入れることができるようになっていくような気がします。人間は何事にも慣れる習性があるようです。

 これまでの人生で何回か大きな決断をしてきました。今残された最後の決断は、死が間近に迫った時の覚悟かなと思います。

 老いの時期は死の影を背負いながら生きて行くのだと思います。この重荷は主イエスに預けて歩みます。

 「最上のわざ」という詩にこんな言葉があります。

老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで磨きをかける。
まことのふるさとへ行くために。

まだこの境地にはなれません。

散歩道で