2011年3月11日東日本大震災と呼ばれる地震が起き、大きな被害が生じました。最近は、テレビや新聞で、関連した報道がなされています。自然災害は有無を言わさず、人間の命を奪っていきます。クリスチャンだからといって災害死をまぬがれることができるとは限りません。
さらにウクライナでの戦争、ガザにおけるイスラエルの戦争で人の命が奪われていきます。ある日突然、大事な人の命が奪われるということがで起きており、また突然、自分の命が奪われることが起きました。亡くなった方の思いを聞くことはできません。
そして人は言います。
「何でこんなことが起きるのか」
キリスト者は神がこの世界そして歴史を支配しておられると信じます。すると神が支配しておられるのなら、なぜこんなことが起きるのか、という疑問が生じます。神は正しいのか、との疑問が生じます。
人間の経験には、やっぱり神が支配しておられるんだと思えるときもあれば、神が支配しておられるとは思えないというときもあります。それはちょうど、神がおられると思えるときがあれば、神がおられるとは思えないと思えるときがあるのと同じです。
それにしても、この世界に起きる悲しい現実を見て、嘆き悲しむ人々の姿、語る言葉を聞いて、
神よ、なぜ、こんなことが起きるのですか。
あなたは正義の神、そして愛の神。
なぜですか。
と問う思いが残ります。そして祈ります。
すべての人が家族と共に幸せに生きることができますように。