クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

平和の大切さ

 日曜日、説教奉仕があるので朝は早めに起きて朝食をとりました。その時、NHK短歌の番組を見ていたら、ある短歌が紹介され、それが目に留まりました。

若きらが親に先立ち去(い)ぬる世を
 幾世し積まば国は栄えむ

 明治生まれの半田良平という方の歌とのこと。歌の意味は若い人が戦死して親より先に死んでいく世を何回繰り返したら国は栄えるのか、と我が子を喪った口惜しさと穏やかな調子の戦争批判が歌われています。

 日本でも太平洋戦争の時、学徒動員で若い人が沢山亡くなりました。これは昔のことに思えましたが、ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアにもウクライナにも戦死した人が多く、戦死が身近に迫ります。そしてこの短歌が心に響きました。

 ロシアの大統領は、戦死した兵士は、国家のために命を献げ、尊い使命を果たす人生を送ったと語っていました。他人の人生に評価を下すなんて、傲慢な発言だと思いました。しかも自分が起こして戦争で死なせたのです。権力者のわがままを思います。おそらくロシアの兵士は行きたくない戦争に行かされ、死にたくないのに戦死させられたと私は思います。

 改めて平和をつくることの大切さを思わされます。

 聖書によれば、神の前に悔い改めた者同士でなければ、両者の間に平和をつくることができないと教えられます。国家単位で神の前に悔い改めることはほとんど不可能なので、戦争は人類の歴史からなくなることはないと思います。だから、私たちは身近なところからキリストにある平和を生み出していくことの大切さを思います。

 また一人の国民として自国が戦争を行わないように見張りを続けたいと思います。この国では戦闘機の輸出が国会で議論されています。ここまで来たのか。

マタイ 5:9
平和を実現する人々は、幸いである、
その人たちは神の子と呼ばれる

マンサク 馬見丘陵公園