先生の好きなようにしてください
神学校を卒業して最初に赴任した教会。赴任して間もない時に長老の方から言われた言葉です。牧師として赴任した私への配慮あふれる言葉です。
野球やサッカーチームの監督なら、自分の経験を踏まえての方針があり、それによってチームを優勝させることが期待されます。優勝するために、それこそ好きなように、自分の方針に従ってチームを指導することが求められます。
神学校を卒業したばかりの私に、しかも洗礼を受けて間もなく神学校に行き、教会経験の少ない私に、自分の方針などあろうはずがありません。教会は優勝を目指すわけでもなく、一年で成果を出す必要もありません。教会経験の少ない私でも、牧師が交代するたびに教会形成の考え方がコロコロ変わっていいはずがないことは分かります。牧師が交代しても教会形成の考え方は継続できる方がよいことは理解できました。
何年かして同じ地域に改革派の信仰に立ち長老主義による教会形成を目指す牧師が揃ったこともあり、地域連合長老会を結成しました。日本キリスト教団には、全国連合長老会という教会グループがあり、地域毎に志しを同じくする教会が集まり、地域連合長老会を結成しています。
この連合長老会は信仰告白と教理を大切にし長老主義による教会形成を目指していて、ここに属することにより教会形成の継続性を確保することができると私は考えています。教理の学び、長老の育成、牧師会による研鑽など私にとっては大きな支えとなりました。
継続性のある教会形成をしたいと考えた私に対して神さまが導きを与えてくださいました。感謝!