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隠退牧師 holala によるブログ

人生航路の第二段階(37)神はなぜ、信仰によって義とするのか(続き)

ローマ 3:22
すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。

 神さまはなぜ、信じる者を義とされるのでしょうか。これは神さまの御心を推理することになります。これが正解であると断言はできませんが、私なりの答えを紹介します。

 信仰とは「神さまの約束を信じて生きること、だから神さまは信じる者を義とする、これが私が推理する答えです。信仰とは、神の約束の実現を待ち望み、信じ続けて生きることだから、神さまは信じる者を義とする、これが私が信じる答えです。

 では神さまはどんな約束をなさったのでしょうか。アブラハムに対して次のような約束をしました。

創世記 12:1~2
主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。

 神さまはモーセに対して次のような約束をしました。

出エジプト記 3:7~8
主は言われた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。それゆえ、わたしは降って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し、この国から、広々としたすばらしい土地、乳と蜜の流れる土地、カナン人、ヘト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む所へ彼らを導き上る。

 神はモーセの後継者ヨシュアに次のように約束しました。

ヨシュア記 1:5~7
わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。あなたを見放すことも、見捨てることもない。強く、雄々しくあれ。あなたは、わたしが先祖たちに与えると誓った土地を、この民に継がせる者である。ただ、強く、大いに雄々しくあって、わたしの僕モーセが命じた律法をすべて忠実に守り、右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功する。

 神さまはイエス・キリストを信じる人に対して次のように約束されました。

ヨハネ 3:1~16
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

 御子イエス・キリストを信じる者は滅びることなく、永遠の命を得るとの約束です。

 信仰者への心強い約束もあります。

コリント一 10:13
あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

 聖書には死を越える希望が約束されています。

フィリピ 3:20~21
しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。

 この約束を信じるのでキリスト者は、キリストに倣う歩みを志します。約束を信じていきるから、神さまは信じる者を義とすると私は考えます。

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