安倍晋三元首相が一週間前銃撃されて亡くなりました。昼前にテレビのスイッチを入れたら、ニュースが流れていて驚きました。自分が住んでいる近くの場所がクローズアップされました。銃撃した犯人が恨みを持っていたのが統一教会と聞いて、やはりと思いました。以前霊感商法が問題になり、親泣かせの統一教会とも言われました。韓国人の文鮮明という人物を教祖と崇める宗教団体で、日本では色々問題を起こした団体です。
私が大学生だった頃、品の良い知的な雰囲気を漂わせる上級生から話しかけられたことがあります。私は信仰は持っていませんでしたが、神に対して関心がないわけではなく、彼と一時間ほど話をしたことがあります。彼が「神の存在が分かりますよ」と言い、私をセミナーに誘いました。セミナーに行っていたら私は信者になったかもしれません。でも私は、人間が何かすることによって神の存在が分かるという話しに胡散臭さを感じて断りました。彼は統一教会の学生組織、原理研究会の人だと思っています。
牧師になって最初に赴任した教会で、高校生の時に受洗し、高校卒業して都会に行った教会員が統一教会の信者になったと聞いて、その親御さんと関わったことがあります。親御さんは教会員ではなく、相談に乗りました。それで統一教会が聖典としている本を取り寄せ、聖書と比べて何が違うのか、調べました。でも親御さんの力にはなれませんでした。
また別の方から娘さんが統一教会に入ったと相談を受けたことがあります。この方は商売をなさっていました。ある時娘さんが教会の中で教えを聞いていた時に、父親の商売のことを思いだし、その教えがおかしいと疑問を持ち、脱会し解決しました。この時は感謝され、ほっとしました。
また別の方からも相談を受けました。息子さんが入信し、合同結婚し、子供まで授かっていて、親御さんは苦悩していました。私は寄り添い祈るだけで、無力感を感じたことを思い出しました。
おかしな宗教団体がはびこらないために、イエス・キリストの伝道が急務であること思います。