クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

信仰と疑い

 昨日マタイ福音書の主イエスが荒野で悪魔の誘惑を受けた場面をディボーションしました。聖書を思いめぐらしながら、自分も悪魔の誘惑を受けているのではないかと思ったことでした。私の場合は、「あなたが信じていること、それは本当か?」と私の心に思いが浮かんできます。

創世記 3:1
「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか」。

 私は信仰者です。信仰には疑いがつきまとうことは当たり前のことと考えています。主イエスの弟子のトマスも、他の弟子たちが主に会ったといっても、なお主の復活を疑いました。私は牧師として聖書を説き明かしてきました。自分が疑い深いことは、疑い深い人に福音を語る上で、役に立つと考えてきました。

 主イエスは、荒野における誘惑で「聖書にはこう書いてある」と悪魔に言い返しました。それが3回繰り返され、悪魔は離れていきました。

 私も「聖書に書いてあることは真理と信じる」と言い返します。疑う思いが心に湧いても、なお自分は信じると言い返します。信仰とは「それにもかかわらず信じることだ」と誰かが言ったことが心に残っています。

 しかし疑いとの戦いもしんどくなってきました。信仰者なら何事にも平安な心で生きていきたいと思います。それで祈ることにしました。

睡蓮 奈良市依水園