悔い改めを考える時、まず具体的な罪の悔い改めがあります。
コリント二 12:21
再びそちらに行くとき、わたしの神があなたがたの前でわたしに面目を失わせるようなことはなさらないだろうか。以前に罪を犯した多くの人々が、自分たちの行った不潔な行い、みだらな行い、ふしだらな行いを悔い改めずにいるのを、わたしは嘆き悲しむことになるのではないだろうか。
パウロがコリント教会宛に書いた手紙です。パウロは、コリント教会の人たちが、以前行っていた「不潔な行い、みだらな行いなど」について悔い改めずにいるかどうか心配しています。
悔い改めには、具体的な罪を行わないようにすることがあります。同じ罪を繰り返さないのです。自分が犯した罪を悔い反省するだけでは、不十分です。繰り返す可能性があります。罪を犯しそうな状況が起きたとき、罪を犯す代わりに何をするのかを決めておくことが大切です。代替行動を決めるのです。
私はかつて他者を批判する癖がありました。人を裁くのです。このことに気づいたとき、裁く思いが湧いてきたら、その人のために祈ることにしました。裁く代わりに執り成しの祈りをするのです。これを続ける中で、裁く思いに悩むことはなくなりました。
マタイ 7:1
「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。
ある時、小学生の息子をからかったことがあります。親しい間柄だから許されるのではないか、と思っていました。親しさの表現と思ってからかいました。しかし息子は私に対して怒りました。傷ついたのです。からかうことは相手が傷つくことだと分かり、これはしてはいけないことと心に刻みました。親しさの表現としては好ましくないと判断しました。
別な人は、こんなことぐらいで怒るなよと言うかも知れません。からかうのは親しい間柄だからすることであって、悪気があってのことではないのだと言うかも知れません。この場合は、少しも反省していないことになります。
悔い改めにおいて大切なことは自分の考えを変えることです。
悔い改める前:
①人を平気で裁いていた。
②からかうのは親しさの表れだから許されると考えていた。
悔い改めた後:
①裁く代わりに執り成しの祈りをする。
②からかいは相手の心を傷つけるから許されない。
人の心を傷つけたくないから、からかいはやめる。
悔い改めるとは考えを変えることです。その場合に参考になるのが聖書の教えです。聖書の教えにより自分の行動を変えることができるのはうれしいことです。自分が聖書の教えに従う信仰者になっていきますから。そして罪からきよめられていきます。そのためにも聖書に親しむことが大切となります。