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最近、心がスッキリしません。いらだちを感じます。その原因は、この国の政治状況です。

　先日安倍首相は、消費税の10％引き上げを延期しました。この延期は二度目です。前回延期するとき、「もう延期はしない。絶対しない」と語ったのに、＜新しい判断＞だと言って、消費税を延期しました。彼は自分が語ったことを平気で翻します。また彼は事実でないことを事実だと主張する政治家です。東京にオリンピックを招致するために、福島原発の汚染水処理について「状況はコントロールされている」と対外的にアッピールしましたが、コントロールされていません。嘘を語りました。そして今回、消費税引き上げについては、＜新しい判断＞という言葉を持ち出して、再延期を決定し、自分の語った言葉を翻しました。

　普通、言葉には真実さが求められます。なぜなら言葉はコミュニケーションの手段であり、真実な言葉が信頼関係を生み出すからです。しかし彼にとって言葉は、信頼関係を生み出す手段ではなく、己の政治信念を実現するための手段、武器なのです。言葉の真実性など問題外なのです。

　普通、言葉に真実が伴わない政治家は、批判されます。舛添都知事は、説明責任を果たさず、真実を語らなかったために辞職に追い込まれました。しかし安倍首相の支持率は下がらないのです。不思議です。参議院選挙結果がどうなるのか分かりませんが、安倍批判が選挙結果に表れなければ、彼は自分が支持されたと主張し、思い通りの政策を行っていくでしょう。そして彼は間違いなく、独裁者になっていくと思います。止める人がいません。そして＜新しい判断＞を持ち出し、自分の思い通りのことをするでしょう。

　信頼関係を築くための言葉を、自分の野望を果たすための武器にしてしまうのです。非常に悪質です。このままでは、間違いなく、この国は壊れていきます。今度の参議院選挙は、この国の行方にとって分岐点となる選挙です。

↑↓教会の玄関に飾られているあじさい。八重のあじさいです。