安倍首相は、自分の語る言葉に対して誠実ではなかった。「丁寧に説明する」と言いながら、丁寧に説明していない。首相というトップの人が言葉に対して不誠実だから、ある官僚は国会で嘘の説明をしたことを「丁寧さを欠いた説明だった」と辞任理由を語った。これもまた不誠実な言葉だ。
かつて金沢元町教会に赴任した時、クリスチャンのある方が、金沢の町を案内してくださった。その方が「飼い犬は飼い主に似る」と言って、牧師のあり方について忠告をくださった。牧師の信仰が信徒の信仰に影響を与えるという意味と理解し、自戒の言葉とした。
日本の政治を見ていて、「飼い犬は飼い主に似る」ことが現実となっていることを見る思いがする。安倍首相の責任は果てしなく大きいと思う。傲慢な言葉を語る政治家も少なくない。
国会に役所が改ざんした書類を出すとは。国会を軽視することはなはだしい。こんなことがこの国で起きるなんて!