聖霊に関する取り組みは、聖霊に関する本を読むこと、そして聖霊について語る聖句を調べることから始まりました。聖書から聖霊に関する聖句を集め、それを分類したことがあります。
- 聖霊によって信仰者になる
- 聖霊の約束
- 聖霊のバプテスマ
- 聖霊の満たし
- 聖霊を受ける条件、聖霊の内住
- 教会を形成する聖霊
- 聖霊による伝道
などなど。
上記のテーマ毎に聖句を分類しました。聖句を数えるとおよそ150近くありました。それらをまとめることは私には至難の業でした。
しかし『聖霊の教理』(ヘンドリクス・ベルコフ著、日本キリスト教団出版局)を読みました。これは神学的に聖霊についてまとめてありました。たしかに聖霊について聖書に基づき、まとめてありました。聖霊を神学的、知的に理解するにはよいのかもしれません。しかし私はもっと実践的に理解したいと思いましたし、具体的に聖霊を信じる生活がどのようなものか知りたかったです。
「聖霊」が書名に含まれている本を買いあさり、読みました。今ならそれらの本は、二つの立場のどちらかに立って書かれていることが分かりますが、その当時は分かりませんでした。二つの立場とは、聖霊による洗礼をどう理解するのか、その理解の相違によるものです。
- 聖霊による洗礼は、水の洗礼と同時に起きており、信仰者は聖霊による洗礼を受けたと信じる、という立場。
- 聖霊による洗礼は水の洗礼とは別のものであり、信仰者になってから与えられるものと信じる立場。この立場の場合、聖霊による洗礼を受けると異言を語るようになると考えられています。
それぞれの立場から本が書かれています。私は立場の違いを弁えることがなく、両方の立場のものを一緒くたに読みあさりました。