ガラテヤ 6:14
しかし、このわたしには、わたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものが決してあってはなりません。
私には自分の不明を恥じなければならないことがあります。それはこのガラテヤ書の言葉が、牧師として在職中に私の心に刻まれなかったことです。この聖句を真剣に考えることがなかったことです。それは言い換えるとイエス・キリストの十字架が何であるかを本当は知らなかったということです。本当は知らなかったというのは言い過ぎです。一人の信仰者としてイエス・キリストの十字架によって救われたと信じて信仰の道を歩んできたわけですから。
しかし、イエス・キリストの十字架のほかに、自分には誇るものはないと言えるほどには、イエス・キリストの十字架を知らないということです。
讃美歌の142番。何度も何度も歌いました。そうだそうだと思いながら賛美しました。でもガラテヤ書の言葉は私の心に刻まれませんでした。この聖句を心に刻む、私の残りの人生の課題です。
さかえの主イエスの 十字架をあおげば
世のとみほまれは 塵（ちり）にぞひとしき十字架のほかには ほこりはあらざれ
この世のものみな 消えなば消えされ
