午後カメラを持って30分ほどの散歩に出かけました。アパートの前の道路の側溝のところに白いスミレが咲いていました。寺山霊園という墓地の前を通る通りまで坂道を上ります。ため池の堤のところに今を盛りとタチツボスレが咲いています。さらに歩き続けるとニオイタチツボスミレ、マキノスミレが咲いていました。二つともよい香りがありました。この香りに出会うのが楽しみです。
私がスミレを好きな理由は親近感を感じるからです。スミレは人目をひくこともなく、人に気づかれることなく、与えられた自分の場所で花を咲かせます。散歩している人たちの大半はスミレに気づきません。牧師としての自分の働きも、似ているなと思います。
私はスミレを愛し、スミレが咲いていないかなと探すので、スミレを見つけることができます。私の眼差しはスミレに注がれます。そして思うのです。神さまの眼差しもきっと私に注がれていると。私は平凡で目立つこともない牧師ですが、私がスミレに目を留めるように神さまもきっと私に目を留めてくださっていると思うのです。30分のつもりが1時間の散歩となりました。