今日はマルコ福音書16章1～8節、イエス様の復活記事を読みました。
三人の女性がイエス様が葬られた墓に行きます。彼女たちはイエス様の十字架の死を目撃し、アリマタヤのヨセフによってイエス様の遺体が墓に葬られるのを見届けました。そして主の初めの日の朝早くイエス様の遺体に香料を塗るために出かけました。問題が一つあります。墓の入り口は大きな石で閉ざされています。
この三人の女性たちは、墓の石が転がっているのを見て驚きます。だれが、何のために転がしたのでしょうか。そんなことをする人は普通いません。しかもイエス様が墓に葬られたばかりです。
次に墓の中に入ったら白い衣を身にまとった若者がいるのを見ます。白い長い衣をまとうというと神の使い、天使なのかと想像されます。天使に出会うなんて、滅多にあることではありません。彼女たちが若者を天使と考えたかどうかは分かりませんが、人がいるとは思わないところにいるのですから驚いたことは間違いないと思います。驚くことが続くと気味が悪くなります。
若者は最後にイエス様は復活したと語ります。復活したと言われても意味が分かりません。生き返ったのか。しかし死んだ人が生き返るなんて聞いたこともありません。女性たちは正気を失ったと書かれていますが、今自分たちの身に起きていることをどう受けとめていいか分からず、混乱に陥っているといえます。女性たちはわけが分からず、気味悪く感じ、恐ろしくなって墓から逃げ去ったと書かれています
この箇所にはイエス様は登場しません。しかしこの箇所はイエス様の復活を告げています。このイエス様の復活は事実だったのか否か、という議論は実りある議論とは思えません。むしろイエス様の復活が持つ意味、意義が大切だと思います。私は信仰者としてイエス様の復活を歴史的事実と信じます。その上で復活の意味を聖書から学びます。復活の意味、意義を覚え、イエス様の復活を喜ぶものです。
私が考えるイエス様の復活の意義。
- イエス様が復活したということは、イエス様が死に勝利したということです。死の恐怖におののく人にとっては、死を越える希望は朗報です。死の恐怖に囚われていた人にとっては死の恐れからの解放を与える出来事です。
- 次に私たちも終末において復活する希望を与えられます。イエス様の復活は、初穂としての復活です。私たちもイエス様のように復活し、最後の裁きを受けて神の国に迎えられます。終末の希望が与えられます。
- さらにイエス様を信じる人はイエス様の復活のいのちをいただき、神の子として新しく生まれて生きていくことが可能となりました。あるいは罪を犯す者であった人間が再生し、罪に打ち勝って生きる道が開かれました。このような意義を受けとめてイエス様の復活を共に喜びたいと思います。
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イエス様の復活の意義
・死の恐怖からの解放
・終末の希望として復活
・復活の命の信仰者への付与
・神の子としての新生、罪人からの再生
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