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隠退牧師 holala によるブログ

故エリザベス女王の葬儀

 今日は録画しておいた、イギリスの故エリザベス女王の葬儀を見ました。棺がウェストミンスター寺院まで厳粛な行進の中で運ばれました。誰一人言葉を発するものがなく、粛々と行進が進んでいく様はとても厳かでした。ゆっくりした足取りで行進するとき、土を踏んで行進するリズミカルな音が厳粛さを生み出していて、死者に対して礼を尽くしている様に思わず涙が出てしまいました。

 外国でのキリスト教による葬儀がどのようなものか、今回初めて目にしました。今回はイギリスの国教である聖公会による葬儀でした。

 聖書が読まれました。キリストの復活を語る聖書箇所が朗読され、心に残りました。何よりも復活を語る聖書箇所ですから、心が温かくなります。

 説教の中で故人の働きについて語られましたが、女王が偉大な方でも神の前では一人の人間であり、そのことは弁えられた説教がなされ、祈りもささげられていて、感銘を受けました。

 聖歌隊による賛美や、会衆の賛美もありました。会衆が賛美した曲で2曲は知っている讃美歌でした。一つは讃美歌第二篇の41番「主はわがかいぬし」です。二曲目は、チャールス・ウェスレーの Love Divine (神の愛) という賛美でした。讃美歌第二篇150番「あめなるよろこび」の歌詞は、このLove Divine ですが、メロディーは別でした。葬儀で歌われたのは深みのあるメロディーで心に響きました。

 イギリスの国教会から分かれてメソジスト教会をつくったのがジョン・ウェスレーで、その弟がチャールズ・ウェスレーです。兄弟でキリストを宣べ伝えました。メソジストの讃美歌が国教会での葬儀で歌われたことに驚きましたが、それだけLove Divine が偉大な讃美歌でよく歌われている讃美歌なのだと思いました。