聖書には、自分が死ぬことを楽しみにしている人が登場します。その人は、楽しみにするだけではなく、今すぐに死にたいとさえ言うのです。その人はこう言うのです。
フィリピ 1:21～23
わたしにとって、生きるとはキリストであり、死ぬことは利益なのです。
けれども、肉において生き続ければ、実り多い働きができ、どちらを選ぶべきか、わたしには分かりません。
この二つのことの間で、板挟みの状態です。一方では、この世を去って、キリストと共にいたいと熱望しており、この方がはるかに望ましい。
その人は、使徒パウロです。で、私も死ぬのを楽しみにできる人になりたいと願っていて、聖書を読むときには、何を楽しみにできるのかな、という意識を持っています。私が楽しみにしていることはこれです。
コリント一 13:12
わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。
私のひそかな楽しみは、顔と顔を合わせて神を見ることです。それは肉眼で見るということではありません。目で見たかのようにありありと神が分かるというか、栄光に輝く神を見て喜ぶというか、神を信じたことを心から感謝する時を私は楽しみにしたいと思っています。
