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　月曜日。そして天気は晴れ。午後には石川地区総会があるので、運動を兼ねて医王山を登る。医王山は登り口がいくつもあって時間と相談しながら登ることができる。「しがらくび」という所から登り、夕霧峠まで行き、そこから戻るコース。約2時間、山の中を歩いたことになる。家に戻って昼食。そして地区総会へ。

↑山に咲いているのに名前はフモトスミレ

　僕は牧師として、自分で考える信仰者を育てたい、そういう思いが僕の心の中にあることをあらためて意識した。これまで「教える」ことの限界を感じてきたから。イエスは昇天前に弟子たちに命じた。

「あなたがたは行って、すべての民を私の弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいてすべてのことを守るように教えなさい」。

　この「すべてのことを守るように教えなさい」という言葉は大切な言葉であり、牧師の大切な務めがここにあると思っている。教えた結果、守るようになるのである。どうするか。「これが守るべき戒めです。皆さん守りましょう」と言ってすむ事柄ではない。どうしたら守らせることができるのか。

　結局、自分で考える信仰者を育てることが鍵であると思う。自主的に喜んでイエスの教えに従うのは、聖書に親しみ、神を畏れ、聖書の言葉に従う人である。このような人はどのようにして育つのか。自分で聖書を読み、聖書を基に考え、行動する人に育てることである。そして自分自身が考える牧師とならなければならない。人間流される方が楽。