クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

朝、ダニエル書4章を読みました。バビロンの王ネブカドネツァル王が夢を見ました。
それはこのような内容です。

大地の真ん中に、一本の木が生えていた。大きな木であった。
その木は成長してたくましくなり/天に届くほどの高さになり/地の果てからも見えるまでになった。
葉は美しく茂り、実は豊かに実って/すべてを養うに足るほどであった。その木陰に野の獣は宿り/その枝に空の鳥は巣を作り/生き物はみな、この木によって食べ物を得た。


更に、眠っていると、頭に浮かんだ幻の中で、聖なる見張りの天使が天から降って来るのが見えた。
天使は大声に呼ばわって、こう言った。『この木を切り倒し、枝を払い/葉を散らし、実を落とせ。その木陰から獣を、その枝から鳥を追い払え。
ただし、切り株と根は地中に残し/鉄と青銅の鎖をかけて、野の草の中に置け。天の露にぬれるにまかせ/獣と共に野の草を食らわせよ。
その心は変わって、人の心を失い/獣の心が与えられる。こうして、七つの時が過ぎるであろう。
この宣告は見張りの天使らの決定により/この命令は聖なる者らの決議によるものである。すなわち、人間の王国を支配するのは、いと高き神であり、この神は御旨のままにそれをだれにでも与え、また、最も卑しい人をその上に立てることもできるということを、人間に知らせるためである。』

王はこの夢が何を意味しているのかダニエルにその解釈を求めます。これは王がその地位から追われることを意味しているとダニエルは語り、王に悔い改めを求めました。しかし王は、高慢にも次のような独り言を言います。

「なんとバビロンは偉大ではないか。これこそ、このわたしが都として建て、わたしの権力の偉大さ、わたしの威光の尊さを示すものだ。」

 日本を取り戻すと訴え、選挙に勝ち、首相の地位を得た安倍首相。「が最高権力者だ」と語ります。私の目には、ネブカドネツァル王と安倍首相が重なります。憲法解釈による集団的自衛権が認められるようになるのかどうか、今後の日本がどうなっていくのか、心配な気持ち、不安な気持ちがありましたが、


 ダニエル書には、人間の王国を支配するのは、いと高き神であり、とあるのを読んで、平安を与えられました。勿論、安倍首相の驕り高ぶる政治姿勢を批判する思いは変わりませんし、訴えたいと思います。