クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 月曜、火曜と教区の教師研修会に出席した。2回の講演を聴いた。僕にとってはタイムリーな内容で、強い関心を呼び起こされた。一つは、信仰者として生きる意味と目的は何か、という問いに対する答え。伝道し、弟子訓練を行い、教会形成をする、世の光として生きる、それらは何を目的としているのか。そして終末について。


 興味深かったのは、「教会外キリスト教」の存在。教養講座としてキリスト教を学ぶ場には、多くの人が集まるが、それらの人は教会には来ない。キリスト教は人々を引きつけているが、それは教会外であるという。教会外キリスト教が主流になって、教会内キリスト教は衰退していかないとは限らない。このような状況に対しては、教会が教会となること、教会内キリスト教を確立することが大切だと話された。、「教会外キリスト教」はフランス革命から始まったとのこと。


 今日、書店に寄ったら、池澤夏樹という作家が聖書を巡って対話している本があった。聖書について自由に自分の思いを語っていた。でも彼は、教会には来ない。キリスト教の理解者かもしれないが、教会には来ない。読んでないのでわからないが、たぶん、彼は神を礼拝はしていないのではないか。神を礼拝しないキリスト教シンパ。これは案外、教会を脅かす存在かもしれない。講師は、深井智朗氏。優れた学者であり、牧師である。神様は、大きな賜物を人に与えるのだと思った。