クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

神の愛を知る(11)御子を惜しまぬ父なる神の愛

 悪化した関係を回復するには、悪化の原因を作った方が関係回復のために手段を講じることが必要です。イスラエルの民は罪を犯したとき、罪を贖うためのいけにえをささげ、神から罪の赦しを受け、神との関係を回復させました。罪を犯したときはいけにえをささげるように神は掟として定めていたからです。

 いけにえをささげるということは、いけにえをささげた人に代わって、そのいけにえが罪に対する神の裁きを受けることを意味し、そのおかげでいけにえをささげた人は罪の赦しを受けることができます。

 ところが神はイエスを罪を贖ういけにえとしました。赦しを与える神がいけにえを差しだすというのは、理屈に合いませんが、神はイエスを十字架の上で死に渡しました。イエスは人間の犯した罪に対する裁きを一身に受け死んだのです。神は人間を罪から救うために、神の方からいけにえを用意したのです。何としても人間を神との交わりに生かしたいという神の切なる思い、切なる愛がありました。

 このことはさらに大きな神の愛を示しています。神は人間の罪を贖うために、御子を惜しまずにいけにえとしました。しかもその御子、人となった御子を死に追いやることを敢えてするほどの神の愛が示されました。御子をさえ惜しまない、ここにさらに大きな神の愛があります。計り知ることができないほどの大いなる神の愛です。

ローマ 5:8
しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。

ヨハネ 3:16
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

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