クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 朝のNHKの連続ドラマカーネーションが楽しみで見ている。時々、心が震える場面がある。今日もあった。で、気づいたのだが、心が震える場面では、同じ音楽が聞こえてくる。ちゃんと演出しているのだなと思う。登場人物が自分の本心を語る、感動的な場面。
 弘法池に水を汲みに行く。途中の街路樹のイチョウが葉を道路に落としている。イチョウの葉が敷き詰められた道路がきれい。白山市の民家の庭先にある柿の木がいっぱい実をつけている。弘法池は古くから知られるわき水が出る井戸。おいしい水。料理やコーヒーに使っている。
 午後、入院の教会員を見舞う。人は年を取ると心身の衰えを見せる。病気にもなる。辛い時を過ごすことにもなる。どのようにして生きる喜び、感謝、希望を抱くことができるのかと思うことがある。人は弱さ、無力さの中で、神を知るように召されているのではないだろうか。
 東日本大震災を神が起こすなんて、神を信じることはできない。そう言って求道者が去って行った。『十字架の神学をめぐって講演』(集青野太潮著、新教新書)を読み終わる。この著者には、神がなぜ、このような大震災を許すのか。どう説明できるのか。そのような問題意識をもっており、持論の十字架の意義と結びつけている。僕には、共感できることの少ない本だった。この著者には、『十字架の神学の成立』『十字架の神学の展開』と題する著書がある。