クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

他人(ひと)を思う心

 今日はキリスト教書店へ行くため大阪まで出かけました。近鉄奈良駅までバスで行きます。電車に乗る前の時間を利用して銀行に行きました。ATMコーナーは7時から開いていますが、9時前だったのでシャッターが降りていて中に入ることはできません。2分ほど待つと9時になり、シャッターがゆっくり上がっていきます。シャッターが頭より上の高さになったので中へ入ると、銀行員の方たちがそれぞれの場所で起立しています。そして入ってくる人たちに対して「いらっしゃいませ」と挨拶をしてくれのです。僕はちょっと感激をしてしまいました。フロアで仕事をしている行員全員が挨拶をしてくれたのです。

 別のところで銀行から戻ってくる私を待っていた妻にこのことを話そうとして話し出したら、途中で言葉が出なくなりました。感極まったからというと大げさですが、そんな気持ちだったので言葉に詰まってしまいました。私はうれしかったのです。どうしてこんな気持ちになったのか不思議でしたが、自分が大事にしてもらえることはうれしいものだとあらためて思いました。

 一昨日の日曜は和歌山県のG教会で説教奉仕をしてきました。帰りの特急くろしおは、指定席が取れず、自由席です。何とか座れてほっとしました。和歌山駅から乗ってきた人たちは空席はなく立っていました。数メートル先にお年寄りの男性が立っていました。大阪駅まで一時間足らず。天王寺駅に着く15分前頃、3列ほど前に座っている女性と連れの人が荷物を持って出口の方に行ったのです。お年寄り男性はホットしたように座りました。私が天王寺駅で降りようと座席を離れるとあの女性と連れの人がデッキのところにいるのが見えました。お年寄りの男性を少しでも楽をさせてあげたいと思って、早めに席を立ったのだなと思い、心が温まる思いをしました。