クリスチャンが元気になる holalaのブログ

隠退牧師 holala によるブログ

 祭日は、祈祷会は休会としているので、映画を見に行きました。「エクソダス: 神と王」という映画です。出エジプト記を題材にしたもので、クライマックスは、紅海を渡る場面です。エジプトに降った災いも見事に表現されていました。あのような映像をどうやって撮るのか、不思議でなりませんが、面白く見ることができました。何と言っても、映像はそれなりの力を持ちます。神は信じるべきだということが伝わってきました。聖書はただならぬ書物です。この映画がDVDで発売されたら購入してまたみたいと思います。お勧めの映画です。

 紅海を渡った後、約束の地に入る場面となり映画は終わります。荒野の40年の生活はカットされているので、モーセは一挙に年をとります。約束の地に入るとき、モーセは馬車に乗っています。彼は馬車から外を見ます。人々は行列をなして歩いています。するとその時、モーセは一人の人を見ます。目が合います。この場面が、私にとっては最も感動的な場面でした。紅海を渡る場面も、人々が信仰に立って行動する姿を描いていてこれもよかったです。


 モーセは、イスラエルの民を解放させる働きをするように神から命じられます。映画が描くモーセは、自分がヘブライ人であることが半信半疑で、神が奇跡でもってエジプトに災いをもたらした時、モーセはひどい、と神を責めるのです。その時、神はモーセに「ヘブライ人は長い間苦しんできた、同胞を解放すべきではないか」と逆にモーセに問いかけました。これも印象に残る場面です。<救霊>という言葉があります。私を含め、わたしの周囲にいる牧師たちは、この言葉をあまり使いません。しかし、この言葉が迫ってきました。人々を滅びから救うために、牧師として召されたのではないか、と問いかけられる思いをしました。


夜は食事をしながら妻とこの映画についておしゃべりをしました。僕が最も感動した場面について話そうと思うと、胸が詰まるというか、心が震えて言葉に出なくなりそうになりました。が、最も感動したと妻に語りました。